ピアノ教室のホームページを制作会社に依頼すると集客効果が見込めないのか、お答えします!
結論をいえば、制作会社の集客効果が薄いのは本当です。
ただ、とある理由からピアノ教室のホームページを作るなら、依頼されることを推奨しています。
「これから依頼しようと思っていたのに……」
「集客効果がないならホームページ作りを諦めようかな」
このように考えたピアノ教室の先生は、ぜひ当記事を最後まで読んでからご判断ください。
集客効果が見込めない3つの理由
制作会社のホームページでは集客できないと言われる理由は3つ。
ホームページ制作会社は集客のプロではない
制作会社のホームページが生徒募集に繋がらないのは、彼らが集客のプロではないからです。
ホームページから生徒募集するには、まず検索結果で上位を取り「認知」されるステップを踏みます。
そして、来訪したユーザーをお問い合わせに流して「成約」という流れです。
制作会社はホームページを作ることが仕事なので、どちらかというと役割は「成約」に傾いています。
つまり「認知=集客」の部分をサポートする訳ではないので、生徒募集に繋がりにくいのです。
制作だけで集客できるなら苦労しない
ホームページを制作しただけで集客できるなら、どこのピアノ教室も苦労しません。
音楽教室の数は、総務省のデータだと20,325軒もあり、人口10万人あたりの軒数は15.99軒もあるとのこと。
全国の音楽教室は20,325軒で、人口10万人あたり軒数は15.99軒。
地域にもよりますが、この約16軒が地域名で1位を取るために記事を書いたりデザインを変えたりと
ちなみに、Googleの検索結果で順位によるクリック率の違いは、以下の通り。
順位 | クリック率 |
---|---|
1 | 13.94% |
2 | 7.52% |
3 | 4.68% |
4 | 3.91% |
5 | 2.98% |
6 | 2.42% |
7 | 2.06% |
8 | 1.78% |
9 | 1.46% |
10 | 1.32% |
クリック率は1位と10位で10倍以上も違うので、集客面で大きな損失になります。
そのため、ホームページを制作するだけでなく、集客についての育成方法も理解しないと、生徒募集はできないのです。
制作段階でのSEO対策はたかが知れている
SEOとは「サーチエンジンオプティマイゼーション」の略称で、簡単にいえば「検索順位で上位を取るための施策」です。
ホームページの制作会社は、このSEOを施すと謳うところがあります。
たしかに、ホームページの制作段階における対策はあります。
しかし、SEO対策は主に「記事を作るとき」や「記事が増えたとき」に行われるので、制作段階で行える対策はたかが知れています。
こちらの「Webデザイナーが施す9つのSEO対策」を見ると、制作時のSEO対策は以下の9つ。
- キーワードを含むタイトル
- メタディスクリプションの最適化
- 内部リンクの最適化
- 外部リンクの取得
- 構造化された見出しの使用
- 見出しに適したコンテンツとHTMLタグ
- 構造化データの出力
- モバイルフレンドリーなデザイン
- ページ速度の最適化
このうち、主に制作段階で行われるSEO対策は8番と9番のみ。
それ以外のSEO対策も打ちますが、メインはホームページの育成段階で行います。
ドメインのセキュリティ対策であるSSL化も、エックスサーバーであれば説明をよく読むことで設定できるため、それほど難しくありません。
このことから、制作段階でのSEO対策は基本的にどのピアノ教室もスタートラインが一緒。
ホームページを作っただけで地域検索の上位を取るのは、夢のまた夢なのです。
ホームページの集客効果を上げる5つの方法
制作会社にホームページを作ってもらっただけでは、集客効果が見込めないと分かりました。
では、集客するにはどうすれば良いのか。
それは、あなたがホームページを育成するしかありません。
育成も外注することはできますが、それもお金が掛かるので、自分でできることは自身で行うのがおすすめです。
- ピアノ教室の素性を明かす
- 営業時間
- 電話番号
- 住所
- レッスン時間
- 料金設定
ピアノ教室の素性を明かす
ホームページにピアノ教室の素性を載せましょう。
なぜなら、素性を掲載することでユーザーに安心感を与えられるからです。
- 講師の名前や顔写真
- ローカルパックで地域検索1位を目指す
- 電話番号
- 住所
- レッスン時間
- 料金設定
よく、お問い合わせいただけたら素性を明かすピアノ教室がありますが、あれは集客を遠ざける効果があります。
なぜなら、わざわざ電話やメールで質問するのはハードルが高いため、その時点で「このピアノ教室は止めよう」と思われてしまうからです。
「飲食店に予約の電話、面倒だし明日やろうかな…」
このような経験が、あなたにもあるのではないでしょうか?
これと一緒です。
- ユーザーが知りたいだろう些細な情報はホームページで解決させる
- お問い合わせでの入力事項は最低限にする
話は戻しまして、ユーザーに安心感を与えられるので、ホームページにはピアノ教室の詳細を記載しましょう。
ローカルパックで地域検索1位を目指す
ピアノ教室の素性を載せるのは、ローカルパックにも響きます。
ローカルパックとは、例えば地域名で検索したとき、通常の検索結果よりも上部に掲載されるビジネス情報のこと。
Moz社の調査によれば、ローカルパックのクリック率は33%もあり、3人に1人が閲覧します。
通常の検索結果が1位で13.94%だったと考えると、ローカルパックを対策しないと約2.4倍も集客効果で損する訳です。
また「ピアノ教室+地域名」でのローカルパックは、ピアノ教室を構えている人しか参入しません。
さらに、SEOほど対策しているピアノ教室はおらず競合他社が少ないため、表示されやすい傾向にあります。
ピアノ教室であれば、ローカルパックの対策は必須です。
ローカルパックの設定方法、ならびに対策方法は以下で解説しているので、ぜひご覧ください。
ホームページの被リンクを対策する
ホームページの外部評価を高めるために、被リンクを対策しましょう。
被リンクとは、例えば「当記事のリンク」を「あなたのホームページ」に貼ってもらうことです。
Gooleの検索結果で上位を取るには、ホームページの外部評価を高めないといけません。
そして、この外部評価を高める方法として、被リンクは有効な手段です。
ピアノ教室のホームページにおける被リンクの効果的な獲得方法は、以下の3つ。
- ピアノ教室の先生に役立つ記事を書く
- 生徒や入会検討者に向けた記事を書く
- ピアノ教室の紹介サービスを頼る
被リンクはなかなか得られるものではないため、逆に対策すれば他のピアノ教室と差を付けられます。
詳しくは別記事で解説していますので、以下からご覧ください。
ベネフィットでユーザーを刺激する
ホームページの記事は「ベネフィット」を意識しましょう。
ベネフィットとは、商品やサービスを購入した消費者が得られる未来のこと。
あなたのピアノ教室に入会することで、どのような未来が生徒を待っているか説明してください。
よく、メリットと間違えられますが、メリットは商品詳細のことなのでベネフィットとは別物です。
- メリット
- ○○画素のカメラ機能を搭載
- ○○グラムで超軽量を実現
- IP8の防水性能
- ベネフィット
- こどもの大切な一瞬を記録に残します
- スマホを支える小指が疲れることを忘れます
- 湯舟に浸かりながら大好きなYouTuberの動画を見れます
商品やサービスを利用する自身をイメージさせることが、成約には効果的です。
生徒募集するならば、メリットだけでなくベネフィットも意識した記事を作りましょう。
お問い合わせのボタンを目立たせる
ホームページの役割は、来訪したユーザーを入会に誘導させること。
そのため、お問い合わせボタンは目立たせることがおすすめです。
目立たせるといっても、過度なデザインにする必要はありません。
例えば、お問い合わせだけ他のボタンとは色を変えるだけでも、注目度を変えられます。
また、お問い合わせボタンを画面上の常に見える位置に置くのも効果的。
ピアノ教室に興味を持っていただいても、連絡先が見つからなければホームページから離脱されるからです。
これらが対策できていないピアノ教室のホームページは多く、とてももったいない。
Amazonを始め一般企業ならどこも対策していることなので、あなたも試してみてください。
ピアノ教室のホームページは外注すべき理由
ピアノ教室のホームページは、制作会社に依頼することをおすすめします。
なぜなら、彼らは集客のプロではありませんが、成約のプロではあるからです。
制作会社の仕事は「素敵なデザインに仕上げてくれること」だと思っていませんか?
実は、その回答だと物足りません。
彼らの仕事は「ホームページを素敵にデザインすること」だけでなく「デザインに成約を落とし込むこと」も含まれます。
ピアノ教室のホームページは、来訪したユーザーを入会させる(もしくはお問い合わせに誘導させる)ことが役割ですよね。
制作会社に依頼すると、この目的をデザインに落とし込んでくれるため、自作のところとは成約率に雲泥の差が出ます。
多くの企業が自社の商品やサービスを紹介するホームページに大金を使うのは、この差を理解しているからです。
あなたも集客の損失を出したくなければ、制作会社に依頼されることをおすすめします。
この記事のまとめ
ピアノ教室のホームページを制作する会社の集客効果について、まとめました。
記事を振り返ると、依頼するときは以下を気にかけることで効果的な施策が打てます。
- 制作会社の集客効果が見込めない理由
- ホームページの制作会社は集客のプロではない
- 集客するには制作後のテコ入れが大事
- 制作段階でのSEO対策だけでは上位表示に物足りない
- ホームページの集客効果を上げる5つの方法
- ピアノ教室の素性を明かす
- ローカルパックで地域検索1位を目指す
- ホームページの被リンクを対策する
- ベネフィットでユーザーを刺激する
- お問い合わせのボタンを目立たせる
- ピアノ教室のホームページは外注すべき理由
- 集客のプロではないが成約のプロではあるため
- 他のピアノ教室と差別化できる
制作会社には、ユーザーをホームページに辿り着かせる力はありません。
しかし、ホームページからお問い合わせに繋がる力を持っています。
そのため、ピアノ教室の生徒を増やしたいと考えているならば、ホームページは制作会社に依頼されるのがおすすめです!
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